いくつかのコメントがこのブログにも寄せられた。「あの教訓を・・・」とは、事故報告や記事のおきまりのフレーズだが、本当に全ての登山者にとって教訓になっているかどうかという点は、やや気にかかる。
静岡県の県立施設で行われた体験活動で事故が起こった。全国紙の一面にも取り上げられたので、見た人も多いだろう。三ヶ日青年の家。今年から指定管理者である小学館グループによって運営が行われている。同じ静岡県の朝霧野外活動センターの指定管理選定に携わったり、外部評価委員をした経験上、強い関心を抱かずにはいられなかった。
イギリスの国立登山研修所の研修員にして、国際山岳連盟連合の登山委員会の委員であり、登山教育の標準化に詳しいスティーブ・ロング氏の講演会が先週日曜日にあった。
一昨年、大日岳の遭難事故後の安全対策において、講習内容の標準化について議論したこともあり、聞きにいった。