朝霧のトレランのスタートに地元駐在所の巡査が現れた。難癖つけられたら嫌だなと思って挨拶をしたら、意外にも話し好きな巡査で、しかも、山岳遭難救助隊に入りたいと思っているほど、山には興味を持っている人だった。昨年や今年の春の毛無山の遭難の様子なども教えてくれた。3月の遭難では、39名の中学生たちが遭難しているが、完全な道迷い。一部は登山道が分からず引き返し、山頂付近で保護されたようだ。
「もし救助が必要なようでしたらすぐ言ってください。今日なら県警のヘリも跳べますから」。うーん。そんなに気軽に呼びたかないなあ。
別の人からは、8月下旬に起こった光岳の遭難のその後の情報を得た。82歳男性が出発前にリュックを小屋においたまま行方不明。たぶんトイレかなにかにいったと思われるが、まだ見つかっていない。年齢が年齢だけに認知能力の衰えが道迷いにつながった可能性が高いようだ。そんなに遠くにいったとは思えないのに、意外と見つからないものだ。