へたくそだけど、切れ味がある。東日本の時、ショートレッグで5つも続けてラップをとった高橋雄哉のラップを見て、しびれた。自分にないものはその瞬間的なスピード。それを盗むために、弟子入りしてやろうとさえ思った。
今回の選考会のラップを見たら自分がそんなオリエンテーリングをしていた。巡航スピードは松澤についで2位で100を切っている。そしてミス率が10%強。「こんなミスしてしまった」というより「自分にこんなキレ(両方の意味だが)のあるオリエンテーリングができるんだ」。そのことが新鮮だった。
最初の2レッグをトップラップで入り、2では2位と11秒もの差をつけている。5,8でも再びトップ。中盤1分クラスのミスをし、終盤にかけて、緑のスピードの変化を要求される部分で、おっかなびっくりのタイムで走ったかと思うと、その後もさして難しくないレッグで2,1,1位のタイム。これが二十歳そこそこの選手なら、将来性有望なんだけどなあ・・・